DAYTONA Pro-Spec エンジンオイル「ZR-40」を使用した性能試験の結果と考察を紹介しています。「ZRシリーズ」の確かな性能をご確認ください。
以下の試験では、比較対照に化学合成油「0W-40」をサンプルとして用いました。
2個のVブロックを回転ピンの両側より押付け、潤滑油の摩擦特性を試験。
主にカム、クランク、ピストンの摺動面の極圧性能を測るために用いられる。
| 試験方法 | ZR-40 | サンプルA | |
|---|---|---|---|
| エンジン保護性能 ファレックス磨耗試験 |
ASTM D3233 | 1250 lbs | 820 lbs |
潤滑油がせん断されたときの粘度低下率によって安定性を評価。
| 試験方法 | 評価項目 | ZR-40 | サンプルA | |
|---|---|---|---|---|
| 耐粘度低下 せん断安定性試験 |
ASTM D3945 | KV40℃※1 | 1.3 % | 2.4 % |
| KV100℃※1 | 0.75 % | 2.1 % |
※1 Kinematic Viscosity:動粘度
上:ZR-40、下:サンプルA
ピストン周辺の堆積物(カーボン、スラッジ)の発生量を判断するテスト。オイルを280℃のガラス管の中で16時間流動させ、熱劣化により発生したスラッジの付き具合を目視により高温清浄性、耐熱性を評価する。11段階評価で10点が無色透明、0点が黒色不透明、6点以上が合格。
| 試験方法 | 評価項目 | ZR-40 | サンプルA | |
|---|---|---|---|---|
| 耐熱及び清浄分散性能 ホットチューブ試験 |
JPI 5S-55-99 | 評価 | 8.5 点 | 3.0 点 |
| デポジット量 | 0 mg | 0.4 mg |
JIS K2514に規定される試験方法で165.5±0.5℃・24時間に加え、さらに試験時間を延長し試験条件の厳しい計96時間後の潤滑油の性状を評価する。新油との比較により、劣化具合を評価する。ここでは粘度変化(KV40℃、100℃)、TAV(全酸価)を記した。(変化率が低いほど良い)
| 試験方法 | 評価項目 | ZR-40 | サンプルA | |
|---|---|---|---|---|
| 高温酸化安定性能 ISOT※2 |
JIS K2514改 | TAV (全酸価) |
新油 2.04 mgKOH/g |
新油 2.60 mgKOH/g |
| 96h 2.24 mgKOH/g |
96h 5.34 mgKOH/g |
|||
| 変化率 9.8 % |
変化率 105.4 % |
|||
| 動粘度 | KV40℃ +7.13 % | KV40℃ -19.72 % | ||
| KV100℃ +4.43 % | KV100℃ -20.26 % |
※2 Indiana Stirring Oxdation Test

■結果
・KV40
ZR-40は約7%粘度増加しているのに対してサンプルAは約20%も粘度低下している。
・KV100
ZR-40は約4%粘度増加しているのに対してサンプルAは約20%も粘度低下しています。
・TAV(全酸価)
TAVの増加により酸化劣化の度合いが分かりますが、サンプルAに比べてZR-40は1/10に抑えられています。
※熱安定性の優れたエンジンオイルは変化率が少なく、熱安定性の悪いエンジンオイルは粘度低下(熱ダレ)を起こします。
TAV(全酸価)は、これの増加により酸化劣化の度合いが分かりますが、サンプルAに比べてZR-40は1/10に抑えられています。
左:ZR-40新油、中:ZR-40、右:サンプルA
写真は試験開始から24時間目の物